一週間後。
仕事終わりにクリニックに向かいました。
通っているクリニックは他のクリニックと比べ
少し遅くまで営業しています。
定時でよーいドン!になりますが、
早退せずにクリニックに行けるのはとてもありがたかったです。
夕方のラッシュ時に猛スピードで車を走らせるドキドキはありましたが、
何とか通うことができました。
あっけなく終わった先生の診察
長い順番待ちを経てやっと診察室へ通されました。
この時初めて先生に会いました。
失礼ですが中々年老いたおじいちゃんで
漫画みたいに手がプルプル震えていました。
「この先生大丈夫…?」不安でいっぱいになりました。
先生はリモコンサイズの短冊状になった検査結果の紙を数枚
私の前に差し出しました。
前回の記事に書いたような
- 何の検査をしたか
- その結果
が一覧になって表示されていました。
その中で一枚の紙をずいっと差し出され
先生は何やら説明を始めました。
しかし口の中でモゴモゴ話されていて
正直何を言っているか分かりませんでした。
差し出された紙に書かれている検査の結果が悪いことは
何となくわかったのですが、
「えっ、えっ?」と必死になって理解しようとしている間に
「後ほど看護士から説明しますね」と
お付きの看護士さんに言われ早々に診察室から退出されました。
えぇぇ…。
訳が分からないままあっという間に先生のお話は終わりました。
看護士の説明
また長い待ち時間を経て
看護士が待つ別室に案内されました。
先ほどの短冊状の検査結果を改めて私の前に差し出され
「性病や貧血などは問題ないわね~」と
軽く流しながら話され
問題の用紙を改めて差し出されました。
「風疹抗体価(HI)」
標準値32倍以上のところが
8倍となっていました。
これは予防接種を行うことで
問題ないと言われ
接種を進められました。
しかし前回の記事に書いたように
接種をすれば2か月避妊をしなければなりません。
自然妊娠の可能性を捨てられなかった私は
悩みながら「検討します」と伝えました。
夫の結果
次に短冊とは変わってA4用紙を差し出されました。
「一般精液検査・精子機能検査報告書」
赤線が数か所引かれていましたが
ほとんどが少ない数値か0でした。
「ご主人は通常の男性の精子と比べ、精液量や運動量など
精子としての機能が非常に少ないです」
頭の中が真っ白になった私は
何も発言することができませんでした。
心臓がバクバク聞こえる中
「それはつまり…妊娠は難しいということですか?」
と何とか尋ねることができました。
「いえ、非常に少ないだけで0ではありません。
取り急ぎご主人に関しては○○病院(近県の病院)に
再検査を行うようお願いします。」
その後、少し看護士と話をして終了。
この時丁度生理が終わりそうだった私は
この周期は取り急ぎタイミングで
妊活を行うことになりました。
排卵期にはとにかく関係を持つことを指導され
この日の診察は終了。
ぼーっとした頭のまま病院を後にしました。
頭の中真っ白
子宮内膜症の私と
精子が少ない夫。
果たして妊娠できるのか
頭の中がぐるぐるして考えられませんでした。
とにかく再検査
そして先生の口からききたかった説明を
看護士に説明させるこのクリニック。
私の中の不信感ポイントがまた1ポイント
加算されたのでした。