まーこの不妊治療録

不妊治療中に思ったことあれこれ記します

再検査の報告と顕微授精

子宮内膜症の私と

精子が少ない夫。

夜、仕事を終えて帰ってきた夫に

検査結果の用紙を見せながら説明しました。

 

 

 

 

夫の反応

ショックな雰囲気の夫婦

 

「そっか」

 

とぽつりとつぶやく夫。

しかしながら検査用紙をまじまじと読んで

大きい病院での再検査を了承してくれました。

全くないわけではないが、自分の精子が少ないと言われたら

とてもショックを受けるでしょう。

なぜ自分が…と答えのない疑問に苦しむでしょう。

それでも夫は私に苦しい顔を何一つ見せずに

検査結果の事実を認めて再検査に応じてくれました。

これには本当に感謝しています。

 

ひとつ、反省をしなければならないのは

もっと夫に寄りそうことです。

私も私でショックを受けてしまい、

逆に夫に心配させてしまったため、

事実を素直に受け止め2人でとことん話し合うべきでした。

 

 

次はどうする

看護士から検査結果を見せられた際に

「顕微授精をお勧めする」と言われました。

顕微授精とは…?体外受精は聞いたことあるけれど…?

取り急ぎ顕微授精の簡単な説明を受けました。

 

 

顕微授精とは

卵子に向かう精子の様子

顕微授精とは体外受精の方法の1つです。

体外受精は、

・夫は事前に自宅やクリニックで精子を出す(採精)

・妻は細い針を膣を通って卵巣に刺し、卵胞液と一緒に吸引する(採卵)

を行います。

ここから通常ですと、顕微鏡内で優良な精子を採取し、

卵子と合わせることで精子自らが卵子に侵入→受精

が通常の体外受精になります。

 

しかしながら顕微授精は

精子を細い針に吸い取って卵子に刺し注入→受精

という流れになります。

顕微授精は体外受精と比べ

  • 費用が高い
  • 人の手で穴をあけるため卵子が傷つきやすい(培養士の手腕が問われる)

といったことが挙げられます。

しかしながら体外受精よりわずかではありますが成功率が高いという記録もあります。

 

もうこれに頼るしかありませんでした。

タイミングや人工授精を経て~をすっ飛ばして

いきなり顕微授精を行う。

それだけ私たちの身体は追い込まれているんだな、と

なんとなくですがそう思いました。

 

 

そうは言っても…

顕微授精を行う方法で治療の方向性が決まった私たち夫婦ですが、

そう易々と顕微授精を行ってくれるわけではありません。

まずは子宮卵管造影を受けること。

続いて顕微授精の説明の予約。

私が通っていたクリニックでは

顕微授精についてのビデオを鑑賞した後、コーディネーターと話し合い、

やっと採卵ができるとのこと。

しかし、その予約がパンパンに詰まっており、

早くて2か月後になるとのことでした。

日時も平日の午前中。

バリバリ仕事をこなしてる時間帯です…。

仕事は休みたくないのですが仕方ありません。

ため息をついて予約を入れました。

また、そのクリニックでは

顕微授精についてのテキストを購入しました。

(義務でした)

500円ほどでしたが「高いな…」とつぶやく私。

何故でしょう…ため息しか出ませんでした。

 

 

説明を受けられるまで

医師の説明

説明会に参加できるまで、2か月の期間があります。

その期間に何もしないのはもったいないということで

夫の再検査と並行して人工授精を行うことになりました。

ここからまた不妊治療の過酷さを味わうことになります。