不妊治療を始めて気づけば1年と3か月ほど過ぎていました。
感情のアップダウンが激しくなり、周りと比べて焦ったり焦らなかったり、もう治療を辞めようかと諦めたり奮い立たせたり…
色々な気持ちをごちゃまぜにして精神的にかなり参っていました。
それでも無情にやらなければならない仕事。
次こそは!という思いもなく、無感情で4回目の移植を迎えるのでした。
1.最後の胚盤胞移植
採卵、受精できた卵は胚盤胞4つと分割胚1つ。
胚盤胞から移植していたため今回で最後の胚盤胞移植となりました。
友人や周りで移植をして成功するまでかかった回数は一番多い人で4回。
これを逃したら…という気持ちとどうせ今回も無理だろう…という気持ちが入り混じりました。
2.転院の検討
4回目の移植を終え、病院を跡にする私。
移植は相変わらず痛くて辛くて、本当にここまでしなきゃいけないのか理解できないというか。
お腹に戻ってきたたまごに「おかえり」という気持ちと、あのクリニックもう嫌だというしんどい気持ちが入り混じっていました。
合わせてこの頃からクリニックの転院を検討し始めました。
受精卵は5個取れたからそれはAクリニックで最後までお世話になろうとは決めていたので、そろそろ着床して!という気持ちと次のクリニックはどこに行こう…と口コミやサイトとにらめっこする日々が始まりました。
3.退職の検討
私が勤めている会社は零細中の零細企業です。
それでも企画を出して取り組んだり、
コンサルを招いて売り上げを上げようと必死になっていました。
仕事は嫌いではなかったし頑張りたいという気持ちはありました。
でも、頭の中は仕事から妊娠でいっぱいになっていくのと、周りのスタッフは会社を大きくしようと頑張っているのに、
私は自分のことでいっぱいいっぱいになっていいのだろうかと申し訳ない気持ちが出てきました。
年末の忙しい時期に早退もしましたし、
それで(事情を知らない)上長に怒られて精神が削られたりと(言わないからですが…)
とにかく感情がぐちゃぐちゃしていました。
忙しいのにやる気が出ない…
仕事をする傍ら転職サイトや不妊治療に専念するため退職した人のブログを読み漁ったりと仕事をさぼり始めました。(やることはやっていましたよ!笑)
4.結果
「残念ですが今回もだめでした…」
目の前にいるおじいちゃん先生をぶん殴ってやろうかと怒りで身体が震えました。
また、だめだった。
どうして私だけが。
なんで着床しないの?
不妊治療はじめたのが遅かったから?
不摂生ばかりしていたから?
家に帰って夫に報告。
何度夫に当たり散らしただろうか。
何度夫の胸で泣いただろうか。
夫は変わらず黙って私を抱きしめてくれました。
つらい。つらい。つらい。
なんで私だけが…
とりあえず会社、辞めよう。