まーこの不妊治療録

不妊治療中に思ったことあれこれ記します

不妊治療中の友人の気遣い

以前にも書きましたが

 

不妊治療をしていると周りに気を遣われます。

 

家族、友達、職場…

 

ありがたくも感じ、しんどくもある。

 

不妊治療中の皆さんは

 

誰にどんな気遣いをされましたか?

 

 

 

 

1.友人との再会

友人

Aクリニックに通って一年ほど経った頃

 

待合室に戻ろうとしている際に話しかけられました。

 

「○○!(私の名前)」

 

彼女は高校の時の友人で仲が良い子でした。

 

『えっ、○○?(友人の名前)。久しぶり!てか何でここに…?』

 

彼女はいつも笑顔で明るい子です。

 

ずいぶん前に結婚して確か子供も一人いたような…

 

なのになんで?

 

嬉しさよりも驚きで開いた口が開きませんでした。

 

席について話していると、

 

二人目不妊で通っていること、一人目も不妊治療で授かったこと

 

人工授精をしていることなど細かく話してくれました。

 

私も私で顕微授精を受けていること

 

何度やってもうまくいかないことなど

 

細かく話しました。

 

仲間がいる嬉しさもありつつ、

 

誰にでも起こりえる不妊治療の残酷さを感じ、悲しくなりました。

 

そして、黒い気持ちの時は

 

『あなたはまだ人工授精なんだから先がある。私はもうないの』

 

と友達に対して最低な気持ちを持ってしまうことも多々ありました。

 

結果、友人は半年後に無事に妊娠し、

 

出産前に他の友人と交えて少し会いました。

 

変わらず明るく接してくれましたが、

 

妊娠したことは別の友達経由で教えてもらい、

 

『なぜ教えてくれなかったの?』と聞くと

 

「(私)が妊娠していないのに申し訳ないから」と返されました。

 

 

 

 

 

2.気を遣わないで

怒り

『そんな、せーの!で一緒に妊娠できるわけないんだから

 

言ってほしかったよ』

 

彼女に対して不信感を持ったり、怒ったりしているわけでもない。

 

でも妊娠を報告してくれなかったのは悲しかったと

 

分かってもらいたく、できるだけ明るく努めて言いました。

 

彼女とはその後も仲良くやっています。

 

 

 

 

 

3.どうすれば

どうする

こんな時、みなさんはどう思いますか?

 

クリニックで偶然友人に会い、お互い頑張ろうと話した後

 

友人が先に妊娠。

 

「できたら教えてね」と言ったのに教えてくれなかった。

 

それは相手(自分)を気遣ってのこと。

 

顕微まで行っている私からすれば

 

”まだ”人工授精の友人の方が先に妊娠するであろうと思っていた。

 

「教えてね」って友人から言ったのだから教えてほしかった。

 

それでも言わなかったのは私を気遣ってのこと。

 

気持ちは分かるけど、悲しい。

 

友人の気遣いはありがたいかもしれないけど正直残念な気持ちになりました。

 

もしも友人がちゃんと教えてくれたら?

 

純粋におめでとうと言えたと思います。

 

正直、何で彼女にはできて私にはできないの?という気持ちにもなると思います。

 

でもそれは私の都合というか勝手な気持ちってだけで。

 

友人を責めたり憎んだりはしないと思います。

 

中には聞きたくないという人もいるでしょうから

 

難しい問題だな、としみじみ。

 

不妊治療は自身と周りとのつながりをも脅かす

 

恐ろしい治療なんだなと実感しました。

 

前向きに!明るく!と思っていても

 

中々難しい不妊治療。

 

感情をゆさぶられながらも

 

私は次のステップへ足を運ぶのでした。